契約・内覧会・引越しのスケジュール次第では、多くのトラブルが発生しています。契約してから入居するまでは新しい生活を安心してスタートさせる為にも本当に大事な時期です。
ここで記載していることをよく理解して、内覧会の前後で適切なスケジュールを組むようにしてください。
まず、基本的な契約後の流れを以下で確認してください。
1.売買契約
2.住宅ローンの本申込
3.建物の完成(上記2と前後すること有)
4.内覧会
5.再内覧会(確認会)
6.引渡し・決済
7.引越し
上記が未完成物件を購入した場合の一般的なスケジュールです。
問題となるのは、内覧会の実施日と引渡し・決済の実施日、そして引越しの予定日です。内覧会の後には指摘箇所の補修工事を行い、その後に補修工事の確認(再内覧会)を行います。
つまり、補修工事を行うだけの期間が必要になりますね。さらに、再内覧会で確認して補修されていない箇所があれば、再度補修してもらう為に、より日を要してしまいます。
なかには、内覧会の3日後などに引渡しを予定していることがありますが、これは危険ですので、スケジュールを考え直しましょう。内覧会から引渡し・決済までは、10日~15日程度の余裕が欲しいところです。マンションの場合は、1ヶ月以上のゆとりをみていることもあります。これが理想ですね。
さらに、引越しまでに1週間程度のゆとりをもっておくことをオススメします。
今までの経験上、3月・9月・12月に完成・引渡しを予定している物件の場合に無理なスケジュールを組んでしまうことが非常に多いです。売主側が決算期であることが多いので、無理に引渡しを実行するために行われるためです。
購入者も年内に引っ越して新年を新居で迎えたいなどと考えられる方が多く、こういった気持ちもトラブルにつながることもあります。
出来る限り、ゆとりのあるスケジュールを組むように努めてください。